【ペット可の賃貸でも要注意!】退去費用が高額にならないコツ

「ペット可の賃貸なら退去費用もそんなにかからないのでは?」と思っている人も多いのではないのでしょうか?

実はペット可の賃貸でも、退去費用が高額になるケースがあるんです。

筆者はペット可の賃貸で猫と暮らしていたのですが、なんと退去時の費用が30万円もかかったのです。

このようにならないために、特に修繕費用がかかる箇所や、ペット可の賃貸で暮らすポイントを紹介します!

目次

ペット可賃貸で特に修繕費がかかる箇所3選

壁紙の張り替え

修繕費がかかる箇所1つ目は、壁紙です。

壁紙は傷ついた箇所だけ張り替えるのが難しいため、部屋全体、もしくは住居全体の壁紙を張り替えなければなりません。

猫は「爪研ぎ」をする習性があり、壁を使って爪研ぎをする猫もいるため、注意が必要です。

犬は噛み癖があるので、壁紙が痛んだり、柱を傷めてしまう可能性があります。

筆者は当時猫と暮らしていて、猫はトイレや居間など複数の箇所で、壁を使い爪研ぎをしていました。

そのため、住居全体の壁紙を張り替える必要があり、高額になってしまったのです。

フローリングの修繕

修繕費がかかる箇所2つ目は、フローリングの修繕です。

フローリングも壁紙と同様、傷ついた箇所だけ修繕することが難しく、部屋全体、もしくは住居全体を修繕しなくてはなりません。

犬や猫と暮らしていると、床にひっかき傷がついてしまい、退去時に修繕の対象となるので注意が必要です。

たとえ、爪切りをしていても床は傷付きます。

筆者は複数匹の猫と暮らしていたため、傷を防ぎきれず、フローリング全体を傷めてしまいました。

1匹飼いの人はもちろんですが、多頭飼いの人は特に注意が必要です。

脱臭などのハウスクリーニング

修繕費がかかる箇所3つ目は、ハウスクリーニングです。

目には見えませんが、壁や床にペットの体臭が染み込んでいます。

これも1箇所だけではニオイの改善には繋がらないので、部屋全体のハウスクリーニングをしなくてはいけません。

本来、ハウスクリーニングは貸主側の負担なのですが、ペットのニオイを除去する場合、借主側の負担になるので、注意が必要です。

退去費用が高額にならないために意識するポイント

壁に保護シートを貼る

入居中、壁に保護シートを貼れば、ペットが壁を傷つけるリスクがグッと下がります。

しかし、「大工でもないのに、壁にシートを貼るって難しそう」と思っていませんか?

実は現在、さまざまなメーカーから保護シートが発売されているんです。

中には貼って剥がせるものや、壁の凹凸にピッタリフィットするもの、半透明で馴染みやすいものなど、とても便利で扱いやすくなっています。

自分のお部屋の壁に合った保護シートを選んでみてくださいね。

床にカーペットやマットを敷く

床の上に何もおかないと、犬や猫が歩いてフローリングが傷む原因になります。

そこで活躍するのがカーペットやラグ、マット類です。

人間用のカーペットも有効ですが、現在ペット用のマットが販売されています。

ペット用のマットを使えば、家中カーペットだらけになることなく、お部屋がすっきりとします。

住居に合ったカーペットやマットをぜひ導入してみましょう。

空気清浄機を導入する

退去時にハウスクリーニング費用を負担しないためにも、空気清浄機を導入しましょう。

ペットのニオイは1度壁や床についてしまうと、なかなか除去できません。

空気清浄機はペットの体臭からトイレのニオイまで綺麗にしてくれるので、ハウスクリーニング代を抑えることができます。

空気清浄機は高額ですが、ハウスクリーニングを行うと、もっと高額な請求がくる場合があります。

退去時に辛い思いをする前に入居前から空気清浄機を購入し、準備しておきましょう。

ペットへのしつけを徹底する

これらの問題を深刻化しないためには、ペットのしつけを徹底するのが1番大切です。

筆者はしつけを甘くしていたので、猫が床に粗相をするのが習慣化してしまっていました。

その結果、カーペットについた猫のおしっこが床まで浸透し、莫大な修繕費がかかったのです。

ペットへのしつけは、ペットが若いうちに行うのが最も効果的です。

これからペットを迎えて入居する予定の人は、あらかじめしつけを徹底しましょう。

すでにペットを飼ってる人は、根気強くしつけをし、防ぎきれない部分は飼い主が住居を守らなくてはなりません。

ぜひ、これらの方法を取り入れてみてくださいね。

退去費用が高額になってしまった場合の対処法

あまりにも高額な請求が来た場合、鵜呑みにせず、まずは見積もりの明細表を見せてもらいましょう。

不明点や疑問点が出たら、大家さんや不動産会社に相談してください。

ここでは、それでも解決しない場合の相談窓口を紹介します。

消費生活センター

消費生活センターでは、専門の担当者が相談に乗ってくれます。

自分1人では大家さんや不動産会社に言いにくい人は、ぜひ利用しましょう。

全国各地にセンターがあり、お住まいの地域のセンターに連絡するのが最も有効です。

下記URLからお住まいの消費生活センターを探してみてくださいね。

全国消費者ホットライン

https://www.kokusen.go.jp/map

日本賃貸住宅管理協会

公益財団法人 日本賃貸住宅管理協会は、賃貸住宅に関する相談を受け付けている協会です。

電話での相談の他、Webフォーム、郵便、FAXでも相談を受け付けています。

相談は1人1回なので、相談内容をしっかり確認しましょう。

公益財団法人 日本賃貸住宅管理協会

https://www.jpm.jp

弁護士

上記2つに相談しても解決しない場合、弁護士に相談しましょう。

不動産に関するトラブル解決をしてきた弁護士なら、賃貸住宅の問題についても解決に導いてくれます。

さらに弁護士なら、あなたの代理人として、高額な退去費用を適正な水準にするように交渉してくれるのです。

あまりにも不当な請求だった場合は最初から弁護士に相談するとスムーズです。

まとめ

今回はペット可の賃貸で退去費用が高額にならないためのポイントを紹介しました。

実は筆者は当初退去費用が50万円かかると言われました。

納得がいかず、消費生活センターに相談したところ、50万円の請求が不当だったことが明らかになりました。

請求書が不当だったことが明らかになり、請求が30万円になったのです。

20万円の差額は大きく、本当に相談して良かったと思いました。

高額請求にならないためには、修繕費ができるだけかからない環境づくりと、見積書の確認が大切です。

ペットにとっても私たちにとっても住みやすい環境で、心地よく退去したいですよね。

今回の記事で、少しでもペットと暮らす人の手助けになれば幸いです。

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この記事を書いた人

「暮らし」をテーマにシンプルライフや家事の効率化、健康とウェルネス、エコフレンドリーな生活など、多岐にわたるトピックについて執筆しています。

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